名古屋大学U研では、 アメリカNASAゴダード宇宙飛行研究所との共同研究で気球による硬X線領域での結像観測実験を2001年6月に予定しています。
この実験では、世界で初 めて多層膜スーパーミラーを利用した望遠鏡が搭載され、20-40 keVの硬X線領 域で極めて感度の高い観測が行われます。この望遠鏡により、銀河団における 非熱的な起源を持つX線の分布や、今までは見ることのできなかった暗い活動 銀河核等の観測が可能になります。
我々は、この気球観測実験を通して、新しいX線天文学の境地を切り開き、将来の観測衛星搭載を目指して、さらに高性能な望遠鏡の開発を目指しています。 |