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原子、分子から1個またはそれ以上の電子が取り除かれて 正の電荷を帯びるか、電子が加わって負の電荷を帯びた状態のものをいう。 それぞれ陽イオン、陰イオンという。
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2つのエネルギーのものを分離して見分ける能力。 この値が小さいほどエネルギー分解能が優れていることを示す。
関連 |
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2点を分離して見分ける能力。2つの光源があり その2つの距離を縮めていくとそのうち分離できず1つに見える。 このような限界の距離や限界の角度を指す。 この値が小さいほど空間分解能が優れていることを示す。
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屈折とは波がある物質から別の物質に入ろうとする時 に進行方向を変える現象をいう。屈折率は真空中の光の速度cと物質中の 位相速度vとの比c/vのこと。一般には物質の境界面で光が屈折するときに 入射角α、屈折角β、物質1の屈折率n1、物質2の屈折率n2とすると、
sin α / sin β = n2 / n1
である。(スネルの式) |
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1点(物点)から出た光がある光学系において 反射・屈折を受けた後、再び1点(像点)で交わるとする。 このように物点から出た光の束が像点を通る光の束に変換することを 結像という。1点が結像されるだけでなく、物体の各点から出た光が それぞれに対応する像点を通る光の束になることも結像という。この時、 像は物体に相似であることが多い。
結像性能とは像点を通る光の集まり具合をいう。1点から出た光が 像点で1点に集まれば結像性能は良いと言えるが、広がりを持って 集まれば集まるほど結像性能は悪いといえる。 |
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ある測定量を調べて取り出すことを検出するといい、 そのための装置が検出器である。特にX線を検出する装置として比例計数管 、シンチレーション検出器、半導体検出器などがある。 |
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エネルギーで10-100keV、 波長で1-0.1ÅのX線のことをいう。 |
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物質が光を吸収して自由電子を生ずる現象を光電効果 という。特に光電効果によりX線が吸収されることを光電吸収という。 |
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光電効果により光を電子に変え、さらにその電子数 を増やす管をいう。光を電子に変え、その電子を電場で加速して物質に ぶつけ、物質からさらに多くの電子をたたき出す。これを繰り返して 多くの電子を作る。 |
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粒子の束(ビーム)の方向を揃えるために、小さな穴 などを置きそこを通った粒子のみを拾い、必要な細さにビームを 絞ることができる。このような余分な成分を取り除き、ビームを必要 な細さに絞る装置をいう。 |
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可視光の観測では望遠鏡に垂直に光を入射させる 光学系を使える。X線の観測ではX線は可視光より約1000倍 エネルギーが高く、透過力があるため垂直に入射させたのではほとんどの X線が透過してしまい意味がなくなる。そのため望遠鏡への入射角が 1度以下の斜入射にさせる必要がある。 |
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光を望遠鏡で集め結像させ、像点での像を検出器で 検出する。 |
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物質を加熱して蒸発・昇華させ、その蒸気を固体 表面につけて薄い膜を形成する方法をいう。 |
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荷電粒子が当たったときに蛍光を発する物質のこと をいう。この発光現象をシンチレーション、光をシンチレーション光と いう。この光を利用して粒子を検出する装置をシンチレーション検出器 という。 |
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屈折率の高い物質から屈折率の低い物質に光が進む時に、 その境界面で光が100%反射するこという。 |
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1つのシステムを構成する基本的な要素で、単体で 1つの機能を持つ。1例として電気や電子回路で使われる抵抗や コンデンサーなど。 |
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屈折率の異なる薄膜を層状に重ね、境界面で反射、透過 光の干渉利用したものである。つまりブラッグ反射を利用しており ブラッグの回折条件を満たす波は強め合う。
関連 |
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多層膜は各層の厚みが一定のためあるエネルギーの波 に対してのみ高い反射率が得られる。多層膜スーパーミラー厚みを深さ 方向に変化させてブラッグの回折条件を満たす波を増やし、いろいろな エネルギーの波を反射させることができる。
関連1
関連2 |
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単一の振動数、単一の波長を持つ光を単色波という。 普通光は複数の波長を持った波の集まりであり、それを単色波にしよう とすることを単色化という。実際にはある1つの波長の波にすることは 難しく、ある波長幅を持った波にしかならない。 |
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よく我々は最も身近で目で見える可視光を光と 呼びますが、光は他にもあります。 光は波長によりガン マ線、X線、紫外線、可視光、赤外線、電波と分類されます。 |
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物質に電子線など当てた時に、原子の内殻電子が 放出し、その空いた穴にその原子の他の電子が落ち込む時に エネルギー差だけのX線を放出する。このX線を特性X線または固有X線 という。 |
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エネルギーで0.1-10keV、 波長で100-1ÅのX線のことをいう。
1eV = 1.6*10-19 (J) |
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光子(光の粒子)が鏡にあたって反射した時に、入射した 光子数に対する反射した光子数の比で%で表す。
反射率 =反射した光子数/入射した光子数 |
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金属(導体)と絶縁体の中間的な電気抵抗を持つ物質 をいう。絶縁体とは電流や熱流を通しにくい物質のことをいう。 |
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波長の短い波がブラッグの回折条件を満たす時に起こる 反射。ブラッグの回折条件は入射波が物質の格子面に角度θで入り、格子 間隔をdとすると、1枚目の格子面と2枚目の格子面で反射した波が強め 合う条件である。つまり1枚目の格子面と2枚目の格子面で反射した波の 光路差が2d sin θ なので波の波長λ、nを任意の定数とすれば
2d sin θ = nλ
がブラッグの回折条件である。 |
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気体を高温にすると分子や原子の運動エネルギー が増え、これらの粒子が激しく衝突するようになり、その結果原子内の 電子ははぎとられ電子と正のイオンが飛び回る状態になる。このような正負 の電荷が存在するが全体で電気的中性である気体をプラズマという。 |
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望遠鏡の性能を表す1つで、光が入る部分の面積に 鏡の反射率をかけたもので、この値が大きいほど多くの光を集められて 性能が良いことを示す。 |
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レプリカ法で製作した鏡をレプリカ反射鏡という。
レプリカ法 |
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加速された荷電粒子を物質に衝突させると特性X線 の他に制動放射による連続波長分布を持つX線が得られる。これを連続 X線または制動X線という。制動放射とは荷電粒子を物質中を通過する時に 物質の荷電により進行方向が曲げられ、その時に放出する放射をいう。 |
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電場Eと磁場Bの中で速度vで運動する荷電粒子qは
q(E + v * B)
の力を受ける。これをローレンツ力という。 |
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